2014年9月9日火曜日

26歳の転職活動 ~悩んだ末に見出した考え方~

はじめに

ブログの更新がおろそかになっていましたが、転職活動をしていました。

社会人5年目になって、異動の環境変化に若干の不満もあったので、どうせ環境を変えるなら、外へ出ようと思い、2014年4月から転職活動を"本格的"に開始しました。

そもそも、1年ほど前から転職エージェントには登録をしており、履歴書と職務経歴書は作成してあったので、"本格的"にスタートする=実際に求人企業に面談を受けに行くのにそんなに時間はかかりませんでした。

転職の動機

異動への若干の不満、と書きましたが、転職をする意思決定をすることに至った具体的な要因は次の通りです。

<会社レベル>
  • 会社方針、将来性の不明確さ

  • 平均年齢、平均年収の育たなさ

<部門、個人レベル>
  • 異動による勤務形態の変更

  • 異動先の組織体制(チーム運営やレポートラインのねじれ)

  • 強引な引継ぎによる長時間労働

簡単に言えば、将来性への不安と、その時直面していた仕事、未来と今との両方に不満が生じたのがきっかけです。

異動によってただでさえ精神的な不安があるのに、勤務時間やレポートラインのねじれで体力、精神的に疲弊し、その場から逃げ出すための選択肢として転職がありました。

転職理由

とはいえ、上記のような転職の動機を理由にしては、「現状から逃げ出す、後ろ向きな転職」になり、最も求人企業が嫌がるパターンなので、多少前向きな理由を別途用意します。

例えば:
  • 前職(異動前の仕事を指す)でやることはやったので、新しいチャレンジをしたい

  • 入り組んだレポートラインのない、スピーディーな環境で事業を推進したい

これに加えて、資格や実績があれば、書類選考ではまず落ちません。

資格や実績

資格に関しては、26歳だと、例えばとある英語の試験で990点を取っていたり、日商簿記2級をもっていたり、情報処理系の資格を持っていればある程度の基礎力が認められると思います。

また、実績に関しては、会社業績にインパクトのあることや、制度改革などの実績があると積極性や推進力が認められると思います。

履歴書と職務経歴書

転職の動機、理由そして資格や実績を棚卸して、一貫性のあるストーリーに仕上がるように履歴書と職務経歴書を書きます。

履歴書や職務経歴書に一貫したストーリーがあることは大事で、これによって数年先の自分の将来を見通せるような方向性を導き出します。

単純に経歴を並べるだけだと、「今まではそうだった、これからは何がしたいの?」という問いに答えられず、進路を他人に委ねるスタンスになってしまいます。

ここは、TOKIOの歌にもあるように、「お前が消えて嫌がるやつに、お前のオールを任せるな」です。(『宙船』 作詞:中島みゆき 歌:TOKIO)

自分で進路を描いて、その先であると自身が見出した企業に書類をぶつけます。



上記までの準備は、どこのエージェントでもあまりサポートなく、「必要だから書いといてね、もし分からなければみるけど、深入りはしないよ」というスタンスだと思います。

もしくは、あまりに書くのが難しそうな場合は、テンプレートに沿って書いてね、という指導で「量産型転職希望者」が生産されます。

エージェント選び

振り返ると多めにエージェントを使っていました。多いに越したことはないと思います。理由は以下のようなメリットがあるからです。デメリットは、メールが多くなるくらいなので、振り分け設定しておけばどうということはありません。

  1. 常時求人していたり、多くのエージェントに出稿している「質の悪い求人」が分かる

  2. 非公開案件が本当に非公開かわかる (意外とオープンな求人の方が多い)

  3. 独占案件の見極め

というわけで、次のようなエージェントにお世話になっていました。

  1. リクルートエージェント
    初めての異業種での転職なら、案件数も多いリクルートエージェントがまず選択肢に入ってくると思います。転職システム(営業フロー含む)がしっかりしていて、「仕事」として転職を扱っていることがビシビシ伝わってきます。売り上げのために転職させられないように気を付ければいい感じだと思いいます。(「転職して、合わなかったら仕方ないですよね^^」って言われました。仕方なくないと思います。)

  2. リクナビNEXT
    他のエージェントからのオファーメールがたくさん来ます。それが嬉しい。見られている、求められている感が味わえる。

  3. エン・ジャパン
    リクナビNext同様、たくさんオファーが来ます。なんだか嬉しくなります。しかし、1年間オファーをみていると、なんだか同じ企業様からしか声をかけられないことに気づきます。

  4. ワークポート
    IT・ゲーム系はおまかせ、という売り込み通り、IT・ゲームに強いエージェント。
    それ以外は扱っていないと思った方がいい。
    独自のコミュニケーションツールによって応募を行い、とにかくそのシステムを通した処理に関しては早い。スピードが売りな感じ。
    急いで地獄の職場から抜け出したい(IT系に多そう)時はお勧め。早く脱出できると思います。

  5. ビズリーチ
    高給与な案件が売り。正直、26歳とかの若い人が使うものではない。あまりお勧めしない。
    ベテランが使うと、マネージャー級の求人が入ってくるのかもしれないですが、26歳くらいで使うと、賞与で給料が高くなるような、営業職種のものがほとんどになる。
    求人を見ると、「うわぁ、あたし死んじゃうわ」と思うような仕事内容がさらっと書いてあって、よく読むとこわい。よく読まないと気付かない。
    お世話になる場合は、求人元の会社名が分かる場合、ちくいち検索をして下調べをした方がいいと思う。
    でもきっと、稀に、お宝高給求人があるのだと思う。

  6. プロフェッショナルバンク
    ヒント:これ

  7. Wantedly
    facebookを拠点にした、ベンチャー系に強いエージェント。アプリもあります。

  8. Geekly
    ワークポートとほぼ同様の案件を紹介してくださいます。

  9. キャリアトレック
    レコメンドエンジン搭載のハイテク求人紹介サイト。Amazonばりにレコメンドしてくださいます。



私は以上のようなエージェント様にお世話になりましたが、リクナビNextやエン・ジャパンに登録すればより多くのエージェント様とであると思うので、縁のあったエージェント様と積極的にお話すればいいと思います。

企業選び


エージェントはクライアントを転職させれば成功報酬が入ってきます。そのため、エージェントは売上が欲しくて、めちゃくちゃ企業を紹介してきます。当たって砕けろ戦法をとってきます。給与交渉で有利だからと、希望していない案件でも進めようとしてきます。

そこは当たって砕けろにのっかてもいいと思います。じっくり選んでもいいと思います。これは自分の姿勢によって変わってくると思います。

自分の姿勢とは


26歳くらいでの転職は、大きくわけて2つに分類されると思います。

  1. 純粋なキャリアアップ(チャレンジ重視)

  2. 現状からの緊急脱出(待遇重視)

私の周りで、同い年くらいで転職する人は、圧倒的に(2)の理由が大多数を占めていました。残業代が出ない、長時間など過酷な勤務状況、そんな中疲労で追突事故を起こしても保険がでないなど、いわゆるブラックからの転職です。本人の抜け出したいという意思が強いからか、この場合は比較的すぐに決まっており、活動開始から3ヶ月ほどで新しい会社に入社していました。きっと、エージェント様からの当たって砕けろ戦法によって、多数の企業に並列で応募し、短期間で成果を出す戦略にうまく乗っているからだと思います。
それぞれがちゃんとブラックから脱出して、(比較として)ホワイトな企業に入社できているのはすごいと思います。

一方で、(1)になると、現在の待遇を維持しつつ、新しいチャレンジへの挑戦となると、なかなかそんな職業はありません。新しい分野への挑戦となれば、年収ベースで1/6ほどの減額を覚悟した上での転職になります。そうなると、既にその転職の意思決定自体がチャレンジで、損得勘定を働かせると、まず「転職しない」が選択肢となります。新天地で現状維持なんて超好条件でなければ転職しない。そんな転職活動にエージェント様が付き合ってくれるはずもなく、この場合は実は自分で企業の採用ページから応募した方がいいのではないかと思います。また、転職先としては、待遇とチャレンジの釣り合う、金融もしくはコンサルなど、激務で高給系のお仕事しか選択肢に残らなくなってくると思います。

管理人の転職活動の結果


1年半ほど転職活動をしてみた結果、私は2つの姿勢のうちのどちらにも振り切ることができず、結局現職に残る決断をしました。

たかが社会人経験5年ほどで、次のステップが描けていないくせに、(我慢あるいは自力で解決できる)現状への不満から転職するのは生意気だと自分で思いました。まずは現状の不満の原因と戦い、正面から戦ってだめなら転職という選択肢を取るべきだと思いました。実際、同い年で転職をしていた友人たちは、目の前の不満や困難と「命懸け」で闘い、文字通り身が持たなくなった転職を決意したのだと思います。転職を実現することが「命懸け」、必死であるかは、重要な要素だと思います。

案の定、私が抱いていた不満は、上司に抗議したり、仕事に慣れることによって拭い去られ、今では現職に面白みを感じるようになってきました。時間が解決するような、その程度の悩みだったのです。

従って、社会人5年目、第二新卒ギリギリアウトなこの時期での転職は、現職に生命を脅かされているレベルでない限りは、適切ではないないという考えに至りました。
 26歳くらいの転職の判断軸 : 現職から離れることが命に関わるかどうか
⇒命に関わる : 転職するべき
⇒命に関わらない : もう少し現職で続けるべき


余談


求人情報を入手することで業界トレンドをつかむことができるので、転職する気がなくとも、エージェントととの繋がりを持って情報入手経路とすると、仕事に役立ちます。

追記


27歳になって転職しました。⇒「27歳で転職の決断